[メイン] (仮) : x5 3d6 #1 (3D6) > 6[1,4,1] > 6 #2 (3D6) > 15[6,3,6] > 15 #3 (3D6) > 13[6,5,2] > 13 #4 (3D6) > 9[3,5,1] > 9 #5 (3D6) > 8[1,3,4] > 8
[メイン] 仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 9[3,4,2] > 9 #2 (3D6) > 11[3,3,5] > 11 #3 (3D6) > 8[2,4,2] > 8 #4 (3D6) > 14[5,6,3] > 14 #5 (3D6) > 15[6,3,6] > 15
[メイン] GM : それでは点呼を取る
[メイン] 神山高志 : !
[メイン] 本田透 : はい!
[メイン] GM : では出航だァ~~~!!!
[メイン] 神山高志 : 出航だァ~~~!!!
[メイン] 本田透 : 出航ですね!
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : あなたたちは親しい間柄同士であり、何か問題があれば互いに協力して解決するような関係である。
[メイン] 神山高志 : そうだったんですね
[メイン] GM : ある休日の昼前、あなたたちは地元の繁華街に集合する。 これからランチを食べて、どこかへ遊びに行こうという気楽な集まりだ。
[メイン] GM : 今日の予定や、ランチのことについて話したくなるだろう。
[メイン] 神山高志 : 「いやー久々ですね本田さん」
[メイン] 本田透 : 「神山くん。お久しぶりです」
[メイン] 本田透 : 久しぶりに会った神山くんは中学校の頃と変わらない雰囲気です。
[メイン] 神山高志 : 「僕の高校の同級生は不良か変な人のどちらかなのでたまにこうやってまともな友人に会うとホッとしますね」
[メイン] 本田透 : 「そうだったんですね。私の通う海原高校も様々な方がいて楽しいです」
[メイン] 神山高志 : 「それは羨ましいですね。僕の高校は見る分には楽しい連中ばかりですけど一緒にいるのは…みたいな連中ばかりなんで」
[メイン] 本田透 : 「…?」
[メイン] 本田透 : 上手く聞き取れませんでしたが、神山くんも高校生活を楽しんでいるようですね。
[メイン] 神山高志 : 「ま、久々にあった友人にこんなことばかり話すのもよくないですね。そんなことより今日の予定でも話しましょうか」
[メイン] 本田透 : 「はい。そうしましょう」
[メイン]
本田透 :
今日の予定。
繁華街に行き、ランチを食べて、どこかへ遊びに行く。
そういった普通のものだ。
[メイン]
神山高志 :
「まあこの予定ならスケジュール的にも大丈夫そうですね。では行きましょうか」
無事にまとまった
[メイン] 本田透 : 「はい!」
[メイン] GM : 話がまとまってきた頃、探索者は路上で泣きじゃくっている裸の赤ん坊を発見する。
[メイン] 本田透 : 「……?」
[メイン] 本田透 : この声は、鳴き声?
[メイン] 本田透 : キョロキョロと辺りを見回し、路上で泣いている赤ちゃんを見つける。
[メイン] 本田透 : 「えっ!?」
[メイン]
神山高志 :
「……んっ?」
本田につられて見つける
[メイン] 本田透 : すぐさま赤ちゃんに駆け寄り抱き上げる。
[メイン]
本田透 :
「か、神山くん!赤ちゃんですよ!」
抱き上げた赤ちゃんを神山くんに見せるように。
[メイン] GM : 抱きかかえた透が見る限り、赤ん坊はこんなところに裸でいること以外、何もおかしなところはない。 とても健康そうだ。
[メイン] 神山高志 : 「こんなところに捨て子とは…人心が荒廃していますね」
[メイン] 本田透 : 「ええっ!?捨て子!?」
[メイン] 本田透 : そんな、信じられない。といった様子でこの子のお母さんを探そうと周りを見回す。
[メイン] GM : 赤ん坊はまだ目も開いていないような新生児である。 赤ん坊のものらしきものはどこにもなく横にハードカバーの本が置いてあるのみだ。
[メイン] 神山高志 : 「迷子ならともかく赤ちゃんは自然に路上にいるわけありませんよ。捨てられたと考えるのが自然でしょうね」
[メイン] 神山高志 : 「ん?」
[メイン] 本田透 : 「そ、そんな…」
[メイン] 神山高志 : 本を手に取る
[メイン] GM : 赤ん坊の脇にある本の題名は『ナギサの物語』である。作者名は「吉波真珠」とあるだけで、出版社も書かれていない。
[メイン] 神山高志 : とりあえず読んでみるか
[メイン] GM : 本を開いてみると、ページは真っ白である。
[メイン] 本田透 : 神山くんが本を読む横で赤ちゃんが泣き止むようにあやしつけますね。
[メイン] 神山高志 : 本を目星とかでなんか情報得られたりする?
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 99 > 致命的失敗
[メイン] 神山高志 : 🌈
[メイン] GM : 🌈
[メイン] 本田透 : 泣かないでね~。すぐに私がお母さんを見つけてみせますからね~。とあやしつけながら。
[メイン] 本田透 : チラリと、神山くんが読む真っ白な本のページが目に入る。
[メイン] GM : 神山は本をよく見ようとしてつんのめってしまう。
[メイン] 本田透 : GMさん。私の家事全般の芸術技能、つまり掃除も得意なことから汚れを見落とさないってことで代わりに目星してもよろしいでしょうか?
[メイン]
神山高志 :
「うーむ…眩暈がしますね、やっぱ昨日の討ち入りなんてさっさと帰ればよかった」
[メイン] GM : いいよ
[メイン]
神山高志 :
「あ、本田さんも見ます?」
そういって本を差し出す
[メイン] 本田透 : CCB<=80 うわ!ありがとうございます! (1D100<=80) > 44 > 成功
[メイン] 本田透 : 「そうですね。赤ちゃんの隣に置いてあったのなら、この子のお母さんの手がかりになるかもしれませんし」
[メイン] GM : 透が覗き込もうとすると、壁を引っかくような「ガリガリガリガリガリガリ……」という音が、あたりに響く。
[メイン] 本田透 : 「……?」
[メイン] GM : そして、2人が見ている前で、本の白い紙にはっきりとした印刷された文字が現れる。
[メイン]
本田透 :
「…!
か、神山くん!?文字が現れましたよ!?」
[メイン] GM :
[メイン] 神山高志 : 「!?」
[メイン]
GM :
ナギサが消えれば世界も消える。
これはナギサが出会って来た人々の物語。
この世界に生まれてきたナギサが最初に出会ったのは、本田透、神山高志。
[メイン] GM :
[メイン] 神山高志 : 「……そんなポエムみたいな話よりも住所とか連絡先書いてほしいのですが」
[メイン] GM : 本に自分の名前が記されたことを目撃した探索者は1/1D4正気度ポイントを失う。
[メイン] 本田透 : 「それはそうです」
[メイン] 本田透 : CCB<=45 (1D100<=45) > 87 > 失敗
[メイン] 本田透 : 1d4 (1D4) > 4
[メイン] system : [ 本田透 ] SAN : 45 → 41
[メイン] 神山高志 : CCB<=70 (1D100<=70) > 80 > 失敗
[メイン] 神山高志 : 1d4 (1D4) > 3
[メイン] system : [ 神山高志 ] SAN : 70 → 67
[メイン] 本田透 : 自分の名前と神谷くんの名前が記されたそのページを見て、そして同じく書かれた''ナギサ''という名前。これはもしかしたら…。
[メイン] 本田透 : 「この子の名前はナギサと言うのでしょうか?」
[メイン] 神山高志 : 「まあにわかには信じがたいですが他に呼び名も思いつきませんしナギサでいいでしょう」
[メイン] GM : 透が本の題名にある「ナギサ」という言葉を口にすると、今まで泣いていた赤ん坊がピタリと静かになり、うれしそうに笑い出す。
[メイン] 本田透 : ページに突如記された自分の名前に恐怖しながらも、赤ちゃんのことで頭がいっぱいでした。
[メイン] GM : しかし、その様子はどこか違和感がある。
[メイン] GM : ついさっきまで目も開いてないような新生児だったのに、 いつの間にか自分でハイハイができる生後6か月ほどの 赤ん坊に成長している。
[メイン] 本田透 : 抱き上げていたナギサちゃんが、急にずしりと重くなる。
[メイン] 本田透 : 「……!?」
[メイン]
神山高志 :
「……大きくなっていますね。その赤ちゃん」
[メイン] 本田透 : 「えっ!?どっ、どうなってるんでしょうか!?」
[メイン] 神山高志 : 「ふむ…これは仮説ですが誰かに会うたびに大きくなるんじゃないでしょうか?」
[メイン] 神山高志 : 「僕たちに会って名前が記された記されたことと、名前を呼んだこと。それが大きくなったトリガーな気がします」
[メイン] GM : この驚きの光景を目撃した探索者は0/1正気度ポイ ントを失う。
[メイン] 神山高志 : CCB<=67 SAN (1D100<=67) > 61 > 成功
[メイン] 本田透 : あのページに記されていた文章。そういう意味なのでしょうか。
[メイン] 本田透 : CCB<=41 (1D100<=41) > 82 > 失敗
[メイン] system : [ 本田透 ] SAN : 41 → 40
[メイン] 本田透 : 「そんな不思議なことが、起こりえるのでしょうか?」
[メイン]
本田透 :
私の知り合いには獣憑きで異性に触れられると動物になってしまう人がいる。
しかしこれはそれとは全く別の異常事態だ。
[メイン]
神山高志 :
「僕もにわかには信じがたいのでとにかく試してみましょうか。そこら辺の優しそうな通行人にこの子の名前を呼んでもらいましょう」
[メイン]
本田透 :
「そう、ですね」
神山くんは私よりもずっと頭がいい、試してみる価値はあると思います。
[メイン] GM : 呼ばれた通行人は、あなたたちのことを訝しむような眼で見てくる。
[メイン]
神山高志 :
「すみません。ちょっと頼みがあるんですけどこの子ナギサって言うんですよ。名前呼ばれると喜ぶんで呼んでくれませんか?」
本田さんが抱えている赤子を指して
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんを抱き、神山くんの行動を見守る。
[メイン] 通行人 : 「その前に、その子に服を着せてあげないとはいったい最近の若いもんはどういう教育をしているんだね」
[メイン] 通行人 : 「屋外でそのような格好のままとは、破廉恥な」
[メイン] 神山高志 : 「言われてみればそれはそうですね」
[メイン] 本田透 : その言葉に、そ、そうでした。と慌てふためく。
[メイン]
神山高志 :
「まあそれはそれとして名前呼んでくれませんか?」
言いくるめで無理やり押し通せますかね?
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 言いくるめ (1D100<=90) > 54 > 成功
[メイン] 通行人 : しぶしぶと通行人は名前を呼んでくれる。
[メイン] 本田透 : 自分の上着を脱ぎ、それでナギサちゃんをくるむ。
[メイン] GM : すると、あなたたちはまたガリガリという音を聞く。
[メイン] 本田透 : 呼ばれましたね。どうなるのでしょうかとナギサちゃんを注視する。
[メイン] 本田透 : 「神山くん!この音は…」
[メイン] 神山高志 : 「ええ…ありがとうございます通行人の方」
[メイン] 神山高志 : 「ノートを見ましょう」
[メイン] GM : 本には、「ナギサは、通行人に名前を呼ばれた。嬉しそうに笑っている。」と書かれていた。
[メイン]
神山高志 :
「実際のナギサはどうなんでしょうね?」
実物を見る
[メイン] 本田透 : 本の文章を見たあと、私もナギサちゃんの方に目を向けます。
[メイン] GM : 名前に反応したのか、笑みを浮かべている。
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの笑顔を見て、自分の頬も緩む。
[メイン] 本田透 : 「ふふっ、本当に笑っていますね」
[メイン] 神山高志 : 「大きくはなってないようですね…まあ喜んでくれたんでよかったでしょう」
[メイン] 本田透 : 「そうですね」
[メイン] 本田透 : 一息ついて
[メイン] 本田透 : 「これからどうしましょうか?」
[メイン] 神山高志 : 「服屋にでも行きます? 上着だけですと限界もありますし」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんを抱きながら両手の平をポンと合わせて
[メイン] 本田透 : 「それは名案ですね!」
[メイン] 本田透 : このままだとナギサちゃんもかわいそうですし、もし成長するのならいくつか服があった方が良いのかもしれません。
[メイン]
神山高志 :
「よし本田さんも問題ないようですし行きますか」
服屋に向かう
[メイン] 店員 : 服屋に入店し、店員が出迎えてくれる。
[メイン] 本田透 : 神山くんの後ろに続いて服屋へ向かいます。
[メイン] 店員 : 「らっしゃっせー」
[メイン] 神山高志 : 「すみません、赤ちゃん用の衣類と子供服ってどこで売ってますかね?」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんをあやしつけながら、神山くんに服を選んでもらう。
[メイン] 店員 : 「あっちのほうですねー」
[メイン] 神山高志 : 「うわ!ありがとうございます!」
[メイン] 本田透 : ぺこりと店員にお辞儀をして、子供服売り場へ向かう。
[メイン]
神山高志 :
安くて質がいいコストパフォーマンスのいい奴を目星で見つけるぞ
来い
[メイン] GM : わかった
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 10 > スペシャル
[メイン] GM : !
[メイン] GM : アマイアキッズの服が格安で売っているのを発見した。
[メイン] 神山高志 : 「よし、これでよさそうですね。見つけましたよ」
[メイン] 神山高志 : 「……あ、そういえばナギサちゃんって男の子か女の子かどっちなんですかね本田さん?」
[メイン] 本田透 : 「あっ…。そういえば確認していませんでしたね」
[メイン] 本田透 : 急なことだったので大事なことを忘れていました。
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんをくるんだ私の上着を取り、性別を確認します。
[メイン] GM : 特に立派なものはついてませんでした。
[メイン] 本田透 : すぐに再度上着でくるみ
[メイン] 本田透 : 「女の子のようです」
[メイン]
神山高志 :
「じゃあそっちの方を買いますか」
というわけで無理のない範囲で赤ちゃん用の服と子供用の服のサイズ一式を手に取ってレジに持っていく
[メイン] GM : 滞りなく会計は終了するが…
[メイン] 本田透 : 私も半分出しますと、財布を開く。
[メイン] GM : 買い終わった途端、ナギサの身体はすでに2歳くらいに成長していることに気づく。
[メイン] 本田透 : 抱いていたナギサちゃんが更に重くなる。
[メイン] 本田透 : 「…!?」
[メイン] 本田透 : 落とさないようにしっかりと持ち上げる。
[メイン] 神山高志 : 「成長しましたね…赤ちゃん用の服の方は無駄になりましたがまあいいでしょう。メルカリにでも出せばいい話です」
[メイン] 神山高志 : 「というわけで子供服を着せましょう」
[メイン] 本田透 : 「はい。そうしましょう」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんを連れて試着室へ向かう。神山くんには悪いけど少し待って貰っている。
[メイン] 神山高志 : 「ま、女の子ですし当然ですね」
[メイン] 本田透 : 試着室の中でナギサちゃんを着替えさせていると、ふと気づく。
[メイン] 本田透 : なんとナギサちゃんが立ち上がって歩いていました。
[メイン] 本田透 : 「…子供の成長って早いんですね」
[メイン] ナギサ : よたよたと歩いている。
[メイン] 本田透 : ちょっとズレた感想を言いながら、私のお母さんも私が歩き始めたときはこんな気持ちだったのだろうかと思いをはせる。
[メイン] 本田透 : 「ふふっ、かわいいなぁ」
[メイン]
本田透 :
服を着替えさせて試着室を出てる。
ナギサちゃんと手を繋いで転ばないようにゆっくりと歩きながら神山くんの元へ戻る。
[メイン] ナギサ : ナギサは耳に手を当て、「ザァーザァー」という音を発しながら、透についていく。
[メイン]
神山高志 :
「おかえりなさい。もう歩きだしたとは…成長が早い」
[メイン] 神山高志 : 「この分では次は何かしゃべりそうですね。ちょっと楽しみになってきました」
[メイン] 本田透 : 「はい。とっても早いです」
[メイン] 本田透 : 私も楽しみですとうなずく。
[メイン] 神山高志 : 「それはそれとして何で耳に手を当てているんでしょうね? ここが騒がしいんでしょうか」
[メイン] 神山高志 : GMここって騒がしい?
[メイン] GM : 店の中だしそんなに騒がしくないんじゃないかな
[メイン] 神山高志 : 「僕の耳にはそんなに騒がしくないように聞こえますが…」
[メイン] 本田透 : 「もしかしたら特別耳が良いのかもしれませんね」
[メイン] 神山高志 : 「とりあえず外に出てみましょうか」
[メイン] 本田透 : 「はい。そうしましょう」
[メイン] ナギサ : 外に出たあなたたちにナギサはついていく。
[メイン] 神山高志 : 相変わらず耳はふさいでいる?
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんと手を繋ぎ、歩幅を合わせてゆっくりと歩く。
[メイン] GM : ふさぐというよりも手を当てている感じですね
[メイン] GM : 聞き耳を立てているみたいな
[メイン] 神山高志 : 「……何かを聞いているのか?」
[メイン]
神山高志 :
僕も聞き耳を立てるぞ
来い
[メイン] GM : こい
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 19 > 成功
[メイン] GM : ナギサの服の繊維が悲鳴をあげている音が聞こえます
[メイン] 神山高志 : !
[メイン] 神山高志 : 「どうやらサイズが合ってないみたいですね」
[メイン] 神山高志 : 「もっと大きい服に着替えさせましょう」
[メイン] 本田透 : 「えっ…?」
[メイン] 本田透 : 神山くんの言葉を受け、ナギサちゃんの様子を見ると、服がところどころ破けているのが目に入る。
[メイン] 本田透 : 「わわっ!?本当です」
[メイン] 本田透 : どこか着替えられる場所はと周囲を見回して
[メイン] 本田透 : GMさん。近くに良さげな場所はあるでしょうか?
[メイン] GM : 公衆トイレとかですかね
[メイン] GM : あとは思い切って家に帰るとか
[メイン]
神山高志 :
「とりあえずここから一番近いのは先ほどの服屋でしょうね。もう一度入って試着室で着替えさせましょう」
[メイン] 本田透 : 「そ、そうですね!」
[メイン] 本田透 : 完全に破れてしまう前に先ほどの服屋に駆け込み、事情を説明して試着室を貸してもらう。
[メイン] 本田透 : 「…これで大丈夫でしょうか」
[メイン] 本田透 : 新しい服に着替えさせたナギサちゃんと一緒に店を出て、神山くんの元へ戻る。
[メイン] ナギサ : ナギサは嬉しそうに新しい服を楽しんでいる。
[メイン] ナギサ : すでに4歳くらいである。
[メイン]
神山高志 :
「何回もありがとうございます…どうせなら服も一緒に成長してくれればいいんですけどね」
[メイン] 神山高志 : 「それはそうとまた大きくなってますね」
[メイン]
本田透 :
「あはは。それだと服屋さんが廃業してしまいますよ」
冗談っぽく笑いながら、神山くんに言われてナギサちゃんの方に目をやる。
[メイン] 本田透 : 「本当です」
[メイン] 本田透 : 本当に子供の、特にこの子の成長は早いです。
[メイン] ナギサ : ナギサはしきりに周りの人を見渡している。
[メイン] 神山高志 : 「どうしましたかナギサちゃん?」
[メイン] ナギサ : ナギサは指を指す。
[メイン] 本田透 : なにか気になるものでもあるのでしょうか?と同じ句周囲を見回してみる。
[メイン] ナギサ : その先には休日を楽しんでいる親子連れがいる。
[メイン]
本田透 :
ん?と、ナギサちゃんが指す方に目を向ける。
そこには親子連れがいました。
[メイン] ナギサ : そしてその指をあなたたちに向ける。
[メイン]
本田透 :
「神山くん、もしかしたらなんですが…」
ナギサちゃんの様子を見て、思ったことを素直に神山くんに
[メイン] 本田透 : 「あの親子の方と同じようにしたいと、ナギサちゃんは思っているのではないでしょうか?」
[メイン] 神山高志 : 「なるほど…そうだったんですね。僕はてっきり家族連れを目にするとつらいとか最強伝説黒沢さんみたいなことを考えているのかと思ってましたがそっちの方が自然ですね」
[メイン] 本田透 : 神山くんはユニークなこと考えるんですねと笑いながら
[メイン] 本田透 : 「その、良ければ神山くんも、ナギサちゃんと一緒に手を繋いで歩いてみませんか?」
[メイン] 神山高志 : 「なるほどちょっと照れますが…まあいいでしょう。僕の学校の不良たちみたいに存在自体が恥ずかしい連中に比べれば全く恥ずかしくないです」
[メイン] 本田透 : 「ありがとうございます」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの右手は神山くんに、そして左手は私に。
[メイン] 本田透 : 本当に家族みたいです。
[メイン] 神山高志 : ナギサちゃんの手ってあったかいですかね?
[メイン] ナギサ : 幼児の体温を感じます
[メイン] 神山高志 : 「人の手って暖かいんですね…」
[メイン]
神山高志 :
ああそうだ人の手は暖かいんだ…僕はどうしてこんな当たり前のことを忘れていたのだろう
そんなことをしみじみと思う
[メイン] 本田透 : 「はい。とっても」
[メイン] 本田透 : 他者の温度を感じることで安心できます。
[メイン] 本田透 : 自分はひとりではないのだと。
[メイン] ナギサ : しばらくナギサは手を繋がれていたが、なんだかしっくりこない様子で。
[メイン] ナギサ : 初めて口を開いて、あなたたちに問いかける。
[メイン] ナギサ : 「みんなは誰なの?」
[メイン] 本田透 : 「…!?」
[メイン] 神山高志 : 「喋ってすぐに哲学的なことを聞きましたか…頭がいいですね」
[メイン] 本田透 : その質問より、初めて口を開いて喋ったことに驚いてしまいました。
[メイン] 本田透 : 「か、神山くん。ナギサちゃんが喋っています!」
[メイン] 本田透 : ついさっきまで赤子だったのだから驚きもひとしおでした。
[メイン]
神山高志 :
「ええ、成長が早いですね」
[メイン] 神山高志 : 「そしてみんなとは誰かについてですが…みんなとは複数のことを言うので特定の誰かを指す言葉ではないですね」
[メイン] 本田透 : コクリコクリと、神山くんの言葉に何度もうなずく。
[メイン] 本田透 : 「そ、そうですね」
[メイン] 本田透 : いつまでも驚いていないで、神山くんの言うとおり、ナギサちゃんの質問にちゃんと応えなくては、と思い直す。
[メイン] 神山高志 : 「強いて言うならこの世界にいる全員がみんななのでしょうか。僕や本田さんやあそこで歩いている通行人の方、さっきの服屋の店員さん、僕の高校の不良たちや本田さんのご学友、それにナギサちゃんもみんなですね」
[メイン] ナギサ : 「じ、じゃあ」
[メイン] ナギサ : 指を指して。
[メイン] ナギサ : 「2人は誰なの?」
[メイン] ナギサ : 「あっちの人とは違う!」
[メイン] 本田透 : 膝を曲げその場に座り、ナギサちゃんと目線を合わせる。
[メイン] 本田透 : 「私?私は本田透です」
[メイン]
神山高志 :
「僕は神山高志ですね」
[メイン] ナギサ : 「んー」
[メイン] ナギサ : 2人を指して。自分を指して。
[メイン] ナギサ : 「どういうかんけい?」
[メイン] 本田透 : 「私と神山くんはお友達です」
[メイン] 本田透 : ね?と神山くんに目配せして
[メイン] 本田透 : 「そしてナギサちゃんとは…説明が難しいのですが」
[メイン] 本田透 : う~んと悩んで
[メイン]
神山高志 :
「ええ、僕と本田さんは友達ですね」
さっきの言葉に同意して
[メイン] 本田透 : 「私と神山くん、そしてナギサちゃんの関係はですね」
[メイン] 本田透 : そこまで言って、ニコリとナギサちゃんに笑顔を向けて
[メイン] 本田透 : 「仲の良い兄妹みたいなものだと思います」
[メイン] ナギサ : 「きょうだい…みたい?」
[メイン] 本田透 : 「はい。神山くんがお兄さん。私がお姉さん。そしてナギサちゃんは私たちの妹です」
[メイン]
神山高志 :
「ええそうですね。僕にとって君は妹みたいな感じですね」
ナギサに向かって言う
[メイン] 神山高志 : まあ本田さんはともかく僕は面白がってなんとなく構っているだけの他人というのがふさわしいだろうが子供にわざわざ言うようなことではないだろう
[メイン] ナギサ : 「妹…」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの頭を優しく撫でる。
[メイン] 本田透 : 「はい。とってもかわいい妹です」
[メイン] ナギサ : 「…うん、わかった」
[メイン] ナギサ : 「あたしは、2人の妹!」
[メイン] 本田透 : その言葉にわぁっと笑顔になる。
[メイン] 神山高志 : 「無事に妹の疑問は解決したみたいですね」
[メイン] GM : すると、ひときわ大きな「ガリガリガリ」という音が聞こえる。
[メイン] 本田透 : 「……!」
[メイン] 本田透 : 神山くん!と声をかける。
[メイン] 神山高志 : 「ええ、ノートを見ましょう」
[メイン] GM : ノートには「ナギサは透と高志に認められた。ナギサは2人の妹なのだ。」という文章が書かれている。
[メイン] GM : 聞き耳どうぞ
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 1 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] 神山高志 : !
[メイン] GM : !!
[メイン] GM : 聞き耳に成功した神山は、この音が、誰かがこの本にこの内容を書き込んでいる音ではないか?と推測する。
[メイン] 神山高志 : 「ウームやはりこのガリガリ音…誰かが書き込んでいる音みたいですね」
[メイン]
本田透 :
「誰かが?」
周囲を見回すが、もちろんそんな存在はいない。
[メイン] 神山高志 : 「ナギサのお母さんかお父さん…もしくはナギサ自身だったりしませんかね? どうなんですかナギサ?」
[メイン] ナギサ : 「分からない…あたしが書き込んでいるわけではないと思うけど…」
[メイン] ナギサ : すでにナギサは12歳くらいに成長している。
[メイン] 本田透 : 「…!?」
[メイン] 神山高志 : 「すくすくと成長していますね。このままだと僕らのお姉さんになる時も近いかもしれません」
[メイン] 本田透 : い、いつの間にか私たちとあまり変わらなくなっています!
[メイン] ナギサ : しかし、神山の言葉を聞いたナギサはしきりに本を眺めている。
[メイン] 本田透 : 「あはは。そうだとしてもかわいい妹には変わりませんよ」
[メイン] ナギサ : 「ねえ…この本の最初の部分なんだけど…」
[メイン] ナギサ : 「世界が消えるってどういうことなのかな」
[メイン] 神山高志 : 「それが僕たちにもさっぱりわからないんですよね」
[メイン] 本田透 : 神山くんの言葉にコクリと頷く。
[メイン] ナギサ : 「でも…たぶん」
[メイン] ナギサ : 「きっと、みんなは知らないだけで世界は簡単に消えちゃうんじゃないかな」
[メイン] ナギサ : 「だから何かしないと…何かしないといけないんだよ」
[メイン] 神山高志 : 「ナギサがそんなに言うならば兄としてなにかしてやりたいですが…何かって何をすればいいんでしょう…」
[メイン] ナギサ : 「うん…どうすればいいのかな…」
[メイン] 本田透 : 「はい。私もさっぱり思いつきません」
[メイン] 本田透 : そう言いながらも、今まで本に記述されたタイミングを思い返し
[メイン] 本田透 : 「ナギサちゃんが求めることを私たちがやってみたらその本に書き込みがあったんですよね?」
[メイン] 神山高志 : 「そう言えばそうでしたね」
[メイン] 本田透 : コクリと神山くんにうなずき
[メイン] 本田透 : 「だったら鍵はナギサちゃんに、ナギサちゃんがやってみたいことにあるのではないでしょうか」
[メイン] ナギサ : 「やって…みたいこと…?」
[メイン] 神山高志 : 「ええ、ナギサはなんかやってみたいことありますか?」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの方を見つめる。
[メイン] ナギサ : 「うーん…」
[メイン] ナギサ : 「じ、じゃあ…」
[メイン] ナギサ : 「結局、この本なんなんだろうね?」
[メイン] 神山高志 : 「そういえばそうですね…作者の吉波真珠とタイトルぐらいしかわからないですからね」
[メイン] 本田透 : 「その名前をインターネットで調べたら何かわかるかもしれませんね」
[メイン]
神山高志 :
「よし、調べて見ましょうか」
調べるぞ
来い
[メイン] GM : わかった
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 よくわからないときはとりあえず目星だ (1D100<=90) > 42 > 成功
[メイン]
GM :
「ナギサの物語」というキーワードでインターネットを検索したり、文芸に詳しい人間に尋ねたりすれば、
アスマ出版という会社の企画した「あなたとわたしの物語・小説新人賞」という小説新人賞の佳作に同じタイトルの作品があることを知ることができる。
[メイン]
GM :
ただし、受賞者の名前は「吉波真珠」ではなく「吉田成実」であり、年齢は24歳とある。
ただ奇妙なことに、この新人賞が発表されたのは、つい先日のことであり、受賞作はまだ出版されていない。それどころか、佳作は出版されるかどうかの確約もされていないのだ。
[メイン] GM : しかし、「ナギサの物語』の作者である吉波真珠という名は、何を調べても出てこない。
[メイン] 神山高志 : 吉田成実の方で調べたら何か出てきますかね?
[メイン] GM : 同じ新人賞のサイトが出てくるね
[メイン] 神山高志 : 「とりあえずナギサは吉田成実とかアスマ出版とか聞き覚えありますかね?」
[メイン] 本田透 : 「どうかな?ナギサちゃん」
[メイン] ナギサ : 「んー…よく分からないかも」
[メイン] 神山高志 : 「ならアスマ出版に行って調べて見ますか」
[メイン] 本田透 : 「はい。そうしましょう!」
[メイン] 神山高志 : というわけでアスマ出版に向かいます
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんと手を繋いで向かいます。
[メイン] GM : アスマ出版の事務所は、探索者の暮らす町からさほど 離れていないビジネス街にある。 社員は10人程度。主 に文芸作品を出版している、普通の出版社だ。
[メイン] GM : 訪問し、事情を話すとナギサの物語が受賞した小説新人賞の担当者である猿飛アスマに取り次 いでもらえる。
[メイン] 神山高志 : 「いやーわざわざ対応していただきありがとうございます」
[メイン] 猿飛アスマ : 「いえいえこちらこそ、こんな小さな出版社にお越しで」
[メイン] 神山高志 : 「実はですね街でそちらの新人賞と同じタイトルの本を見つけまして一体これは何なのかと妹が気になっているようで…」
[メイン] 本田透 : 神山くんとアスマさんのやりとりをじっと見守る。
[メイン] 猿飛アスマ : 「ああ、吉田さんのですか?」
[メイン] 神山高志 : 「ええ、作者名は違うんですけど…タイトルが全く同じでして…」
[メイン] 猿飛アスマ : 「内容とかは?」
[メイン]
神山高志 :
「それが不思議な内容でして…もしかしたらそちらの未発表原稿を拾ってしまったのかもしれないということでちょっと確認してもらいたいんですけどいいですかね? こちらです」
本を差し出す
[メイン] 猿飛アスマ : その本を確認して。
[メイン] 猿飛アスマ : 「んー…確かに大筋は似通ってますが、所々が違うような気がしますね」
[メイン] 猿飛アスマ : 「それに、未完成…ですか?」
[メイン] 神山高志 : 「ええ、どうもそうみたいなんです」
[メイン] 猿飛アスマ : 「いったいどういうことなのか…」
[メイン]
神山高志 :
「そちらに投稿されてた奴は完成原稿だったんですかね?」
[メイン] 猿飛アスマ : 「ええ。内容は、ナギサという人物の成長物語が独特の感性によって描かれた幻想的な作品だったんですけどね。完成度は低かったが、ほかにはない個性と情熱を感じたので受賞させたんです」
[メイン] 猿飛アスマ : 「しかも吉田さん、今どき珍しい手書きの原稿用紙で応募してきたんですよ」
[メイン] 神山高志 : 「それはそれは…確かに珍しい」
[メイン] 神山高志 : 「筆跡もこの本と似たようなものだったんですかね?」
[メイン] 猿飛アスマ : 「ああ…確かにこんなような筆跡でした」
[メイン] 猿飛アスマ : 「でもこの本自体にはウチは心当たりはないですね…」
[メイン] 神山高志 : 「そうですか…」
[メイン] 神山高志 : 「じゃあ著者の方に聞きに行こうと思うのですが…連絡先とか教えてもらえないでしょうか?」
[メイン] 猿飛アスマ : 「うーん…流石に個人情報ですし関係者の方以外に教えるわけには…」
[メイン]
神山高志 :
そこを何とか
というわけで言いくるめ使える?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 言いくるめ (1D100<=90) > 76 > 成功
[メイン] GM : どう言いくるめる?
[メイン] 神山高志 : そうだな…実はあそこにいるナギサは記憶を喪失していてその本だけを頼りに親を探している最中なんですと言うか
[メイン] 神山高志 : 「頼みます、彼女は他にあてがないんですよ」
[メイン] 猿飛アスマ : 「…?その親が吉田さんとどういう関係で…?」
[メイン] 神山高志 : 「それは僕にもわかりません。ですが彼女が吉田さんのタイトルと同じ珍しい本を持っていた以上、吉田さんが彼女の親について何か知っているかもしれません」
[メイン] 本田透 : GMさん。私も説得を振れるでしょうか?
[メイン] 猿飛アスマ : いいよ
[メイン] 本田透 : CCB<=80 どうかお願いします! (1D100<=80) > 55 > 成功
[メイン] 本田透 : 私からもお願いします。この子のためなんです。と深々と頭を下げる。
[メイン] 猿飛アスマ : 「う~んそこまで頼み込まれると…」
[メイン] 猿飛アスマ : 「わかりました、ですが連絡は取れないかもしれませんよ」
[メイン] 猿飛アスマ : 「今原稿の執筆に苦戦しているそうなので、大変な時期ですから」
[メイン] 神山高志 : 「わかりました。重々気を付けます」
[メイン]
本田透 :
「ありがとうございました」
もう一度頭を下げて感謝を述べる。
[メイン] 猿飛アスマ : 「ああ、あと…あまり関係ないことなんですが…その子ってそんな感じでしたっけ?」
[メイン] 猿飛アスマ : ナギサの方を指差して。
[メイン] 本田透 : アスマさんが指す先、ナギサちゃんの方に目を向ける。
[メイン] ナギサ : ナギサは18歳くらいに成長している。
[メイン] 本田透 : 「…!」
[メイン] 神山高志 : 「成長が早いんですよこの子、食べ盛りなんでしょうかね」
[メイン] 猿飛アスマ : 「え、ええ…?」
[メイン]
本田透 :
「そう、そうなんですよ。あはは」
作り笑いで誤魔化すしてみる。
[メイン]
神山高志 :
「子供の成長は早い…そうは思いませんか」
[メイン] 猿飛アスマ : 2b100 そうかな そうかも (2B100) > 93,45
[メイン] 猿飛アスマ : そうかな…
[メイン] 神山高志 : この人の感覚は間違ってはいないがこれ以上はここにいても無駄だ
[メイン] 神山高志 : 「では、ありがとうございました」
[メイン] 本田透 : 「はい。とっても助かりました!」
[メイン] 猿飛アスマ : 「あ…ありがとうございました…」
[メイン] 神山高志 : 吉田成実の所に向かいます
[メイン] GM : そしてあなたたちが応接室から出ると
[メイン] 神山高志 : !
[メイン] GM : 突然持っていたナギサの物語がバラバラになってしまいます。
[メイン] 本田透 : !
[メイン]
神山高志 :
「散らかってしまいましたね…」
拾い集めようとする
[メイン]
本田透 :
「か、神山くん。本が…」
バラバラになった本に目を向ける。
[メイン] ナギサ : すると、ナギサもまた見えない力によって体が両断されてしまう。
[メイン] ナギサ : 「な、なに!?いやああああっ!?」
[メイン] ナギサ : それでもナギサは死ぬことはなく、絶叫をあげながら、とても苦しそうに探索者に助けを求める。
[メイン]
神山高志 :
「まずい!早く戻さないと!」
本を拾い集めて元に戻そうとする
[メイン] ナギサ : ナギサの体の切断面から、血は流れない。代わりに、ナギサの体内には真っ暗な空間が無限に広がっており、遠くに虹色の泡が見える。
[メイン] 本田透 : 「…!?ナギサちゃん!」
[メイン] ナギサ : その泡はどんどん増え続け、ナギサの体からあふれ出そうとしているのだ。
[メイン]
GM :
さらにバラバラになった「ナギサの物語』の本には、赤い文字で
「透が苦しむナギサにかける言葉が思い浮かばない」「こんな時高志ならどうするの!?」と殴り書きが浮かび上がる。
[メイン] GM : この文字は印刷ではなく、手書きである。
[メイン] 本田透 : 言葉が思い浮かばないなら…!
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんをぎゅっと抱きしめる。
[メイン] 本田透 : 「大丈夫だよ。お姉ちゃんがそばにいるから、心配しないで」
[メイン] 神山高志 : 「ええ、大丈夫ですよナギサ、今元に戻してあげます」
[メイン] 神山高志 : バラバラになった本って集められる?
[メイン] GM : 集められるね
[メイン]
神山高志 :
よし本を集めて元の形に戻すぞ
来い
[メイン] GM : 透はナギサをだきしめ、高志は本を拾い集める。
[メイン] GM : すると、いつの間にかナギサの姿は元通りに、本もしっかりと元の姿になっていた。
[メイン] GM : まるで何事もなかったかのように…
[メイン] GM : しかし、あなたたちは今かいま見た冒涜的な光景を忘れることはできない。
[メイン] GM : 1/1d6の正気度ポイントを失う。
[メイン] 神山高志 : CCB<=67 SAN (1D100<=67) > 92 > 失敗
[メイン] 神山高志 : 1d6 (1D6) > 4
[メイン] system : [ 神山高志 ] SAN : 67 → 63
[メイン] 本田透 : CCB<=40 (1D100<=40) > 43 > 失敗
[メイン] 本田透 : 1d6 (1D6) > 4
[メイン] system : [ 本田透 ] SAN : 40 → 36
[メイン] GM : そして、ナギサの物語の最後の部分にはこう書かれていた。
[メイン] GM : 「ナギサがたとえ不安なことがあっても、透はきっとナギサのことを抱きしめ、高志はナギサの不安を取り去るために行動を起こすだろう。」
[メイン]
神山高志 :
「……こんなこと書いている暇があったらあなたがやればいいでしょう」
本に悪態をつく
[メイン]
本田透 :
先ほどの光景はなんだったんだろうか。
見間違い?本当にあったこと?
[メイン] 本田透 : そんなことを考え恐怖しながらも、今は元に戻ったナギサちゃんを確認して、ホッと胸をなで下ろしていた。
[メイン]
神山高志 :
「それでナギサ…大丈夫でしたか?」
[メイン] 本田透 : 「はい。怪我とかはありませんか?」
[メイン] ナギサ : 「た…たぶん…身体はなんともない…けど…」
[メイン] 本田透 : 「それなら本当に良かった」
[メイン] 本田透 : 少々涙目になりながらもナギサちゃんの無事を確認して安堵する。
[メイン] ナギサ : 「でも…ちょっと不安な気持ちなの…」
[メイン] 神山高志 : 「でしょうね…当たり前のことです」
[メイン] ナギサ : 「なんだか…今まで分かってきたことが分からなくなってきたっていうか…」
[メイン] ナギサ : 「急に、分かるようになる、ことが止まってしまったの」
[メイン] 本田透 : 「わからなくなってしまう…」
[メイン]
神山高志 :
「ふむ…本のページを見てみましょう」
本を読む
最後まで文字がびっしりと書かれているか否か
[メイン] GM :
[メイン] ナギサ : 「まるで、今までなんでも与えてくれた引き出しが止まってしまったかのよう」
[メイン]
本田透 :
私にはわからない。ナギサちゃんの不安な気持ちが。
わかってあげたいのに。
[メイン] GM : 本は半分くらい記入されている。
[メイン] 神山高志 : 「……本を最後まで書き込んだから止まったかと思いましたが違うみたいですね」
[メイン] ナギサ : ナギサはすでに30代くらいの年齢になっている。
[メイン] 神山高志 : 「もうそんなに…これは勘ですが時間がないような気がします。どうします? 吉田さんの所に行きますか? それとも気にせずに楽しく今日を過ごしますか? ここで決めたほうがいいでしょう」
[メイン] 神山高志 : 「……どっちにしたいですかナギサ?」
[メイン] ナギサ : 「……」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの方を見つめ、答えを待つ。
[メイン] ナギサ : 「…怖いけど、吉田さんのところに行きたいです」
[メイン] 神山高志 : 「よく言いました。行きましょう」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんのその言葉にコクリと頷き
[メイン]
本田透 :
「はい。すぐに向かいましょう」
神山くんに同意する。
[メイン] 神山高志 : 吉田さんの所に向かうぞォ!
[メイン]
GM :
吉田成実の住所は、探索者の暮らす町からは県境を2つ越えた、車を使ってもちょっとした遠出となる場所だ。 平凡な町で、特徴といえば海に近いことくらいだ。
住所を訪れると、独り暮らし向けのワンルームマンションがある。 マンションの郵便受けを確認すれば、そこに 「吉田成実」という名前を見つけられる。
[メイン] GM : しかし、インターホンを押しても吉田の返事はない。中にも人の気配はない。
[メイン]
神山高志 :
ドアノブを回すぞ
来い
[メイン] GM : 鍵はかかっている。
[メイン] 神山高志 : 吉田さんの部屋って何階?
[メイン] GM : 2階だね
[メイン] 神山高志 : 「……本田さん、今から僕はヤバいことをする。いざという時は無関係を貫いてくれ」
[メイン] GM : こわい
[メイン] 本田透 : 「…?それってどういう意味なんでしょうか」
[メイン] 本田透 : 大事な友人である神山くんに悪いことはして欲しくなかった。
[メイン] 神山高志 : 跳躍を使って地上から二階のベランダに飛び移れる?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 跳躍 (1D100<=90) > 20 > 成功
[メイン] GM : 飛び移れました
[メイン]
神山高志 :
「……」
本田の疑問には答えず無言を貫いて地上からベランダに飛び移った
[メイン]
神山高志 :
目星で部屋の中を確認するぞ
来い
[メイン] 本田透 : 「…神山くん」
[メイン] GM : わかった
[メイン] 本田透 : この場から去って行く神山くんの背中をただ見つめることしかできませんでした。
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 92 > 失敗
[メイン] 神山高志 : 🌈
[メイン] GM : 🌈
[メイン]
神山高志 :
ええいもう
確認してもしょうがない
部屋に入るぞ
[メイン] GM : 部屋に入ると、中には誰もいませんが、書置きが残されています。
[メイン] GM : 「お母さんへ 原稿の執筆が進まないので近くの公園で書いてきます」
[メイン]
神山高志 :
「なるほどな…」
侵入の痕跡を消してベランダから地上に戻っていい?
[メイン] GM : なんか振れ
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 学問全般なら犯罪関係の学問も知っているだろ (1D100<=90) > 20 > 成功
[メイン] GM : 戻ってきました
[メイン] GM : そして、その間にナギサの成長がどんどん進んでいることに気づきます。
[メイン]
神山高志 :
「時間がない、近所の公園にいるらしいからそっちに行こう本田さん、ナギサ」
[メイン] 本田透 : 「はい」
[メイン] ナギサ : 今や50代後半といった感じです
[メイン] 本田透 : 神山くんに聞きたいことはたくさんあったけど聞かなかった。彼もそうして欲しくないだろうと思ったから。
[メイン] 本田透 : 「急ぎましょう」
[メイン] 神山高志 : 公園に向かうぞォ!
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんももう時間がない。
[メイン] GM : あなたたちは近くの公園へと向かった。
[メイン] GM : その公園は海を見下ろす高台に東屋があるだけの小さな広場だ。観光客はおろか、地元の人間もあまり来ないような寂れた場所である。
[メイン] GM : 小さな門には「なぎさ公園」と書かれている。 その名を見れば、探索者はここが吉田成実が原稿を書いている公園であることを確信するだろう。
[メイン]
神山高志 :
「よし、ここだろう」
吉田さんらしき人を探す
[メイン] 本田透 : 「ここに、吉田さんが」
[メイン] GM : ところが、見渡してみても、園内に吉田成実の姿はない。 ただ、探索者が東屋に近づくと、風景は一転する。 探索者が公園に訪れた時間にかかわらず、夕焼けが公園を真っ赤に染めるのだ。
[メイン] GM : そして、海に沈む真っ赤な太陽を囲むように、半円形の虹が出ている。虹の原理からすると、それはとても奇妙な光景だ。
[メイン] GM : その虹はまるで泡を真横から見たようでも あり、七色の光は真珠の輝きのように微妙に変化している。ただの自然現象ではないことは明白だ。
[メイン] GM : この光景を目撃した 探索者は1D3 / 1D8正気度ポイントを失う
[メイン] 神山高志 : CCB<=63 SAN (1D100<=63) > 6 > スペシャル
[メイン] 神山高志 : 1d3 (1D3) > 1
[メイン] system : [ 神山高志 ] SAN : 63 → 62
[メイン] 本田透 : CCB<=36 (1D100<=36) > 93 > 失敗
[メイン] 本田透 : 1d8 (1D8) > 3
[メイン] system : [ 本田透 ] SAN : 36 → 33
[メイン] 神山高志 : よくやった!
[メイン] GM : よくやった!
[メイン]
神山高志 :
「理解不能なものなんか僕はたくさん見ているんだよ。そんなことより吉田さんはどこだ!」
辺りを目星していい?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 34 > 成功
[メイン]
本田透 :
「虹…?」
きれいだが、思いもよらない光景に背筋がゾッとなる。
[メイン] 吉田成実 : 問題の吉田成実は、夕焼けの空間にある東屋のベンチに腰かけて、原稿用紙に向かっている。
[メイン] GM : 東屋の床には、破り捨てられた原稿用紙が散らばっている。
[メイン] GM : 吉田成実は、ものすごい集中力で原稿に向かっており、 探索者には気づいていない。
[メイン] 神山高志 : 「あそこにいたか…」
[メイン] GM : そして、東屋のテーブルには、黒い皮で装丁された古い本が置いてある。
[メイン] GM : 幸運どうぞ
[メイン] 神山高志 : CCB<=70 幸運 (1D100<=70) > 22 > 成功
[メイン] GM : 透もどうぞ
[メイン] 本田透 : CCB<=45 幸運 (1D100<=45) > 79 > 失敗
[メイン] GM : 表紙には何も書かれていないはずなのに、ここで〈幸運〉に成功した探索者はそこに金色に輝く「AL AZIF(アル・アジフ)」という文字を幻視すると同時に、この本に底知れぬ恐怖を本能的に感じ取れる。
[メイン]
神山高志 :
「うげ…あの本には関わり合いにならない方がよさそうですよ本田さん、ナギサ」
[メイン] 本田透 : 「は、はい」
[メイン] ナギサ : 「は、はい」
[メイン] 本田透 : 私には何の本なのかは良くわからなかったが、あの神山くんがそういうのなら触れないようにしよう。
[メイン] 神山高志 : 「さて…どうするか」
[メイン]
神山高志 :
「とりあえず声をかけて見ますか。おーい」
吉田に声をかける
[メイン] 吉田成実 : 集中しているようで気づきませんね
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんに寄り添いながら、様子を見守る。
[メイン] 神山高志 : なら捨てられた原稿用紙を見てみよう
[メイン] GM : 原稿用紙には赤いペンで「透が苦しむナギサにかける言葉が思い浮かばない」「こんな時高志ならどうするの!?」という文字が殴り書きされている。
[メイン] 神山高志 : 「さっきのやつか…」
[メイン] 神山高志 : ……後ろから何を書いているか覗いてみよう
[メイン] GM : そうして高志が近づこうとすると
[メイン] GM : 『アル・アジフ」がひとりでに開いたかと思うと、突然、 そのページから虹色の光があふれ出して、探索者の周囲の重力がおかしくなる。
[メイン] GM : 急に体が重くなったり、重力が下ではなく横方向に働き、真横に落下しそうになったりするのだ。
[メイン] GM : 本から発せられる虹色の光が明滅するのに合わせて、おかしな重力があなたたちを襲う。
[メイン]
神山高志 :
「ぐっ…方向感覚が狂いそうだ」
[メイン] 本田透 : なに?これ…?突然の感覚に戸惑う。
[メイン] GM : これに対抗するには、STR12と対抗ロールをするか何らかの技能を使用するしかない。
[メイン] 神山高志 : やはり…跳躍か!?
[メイン] GM : やはり…か!?
[メイン] 神山高志 : CCB<=90 跳躍 (1D100<=90) > 93 > 失敗
[メイン] 神山高志 : 🌈
[メイン] GM : 🌈
[メイン] 本田透 : 私も跳躍振ってもよろしいでしょうか?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 本田透 : CCB<=80 じゃんぷ! (1D100<=80) > 7 > スペシャル
[メイン] GM : !
[メイン] GM : 高志はその重力波によってタイミングが合わず吹き飛ばされたものの、透は上手くかわし、東屋の縁を掴むことが出来た。
[メイン] GM : アル・アジフは目の前で怪しく虹色に光っている。
[メイン]
神山高志 :
「本田さんすみません…その本が…怪しいです」
吹き飛ばされながら
[メイン] 本田透 : なんとか東屋の縁を掴み、神山くんの言葉にコクリと頷く。
[メイン] 本田透 : GMさん。ナギサちゃんはどうなっているのでしょうか?
[メイン] GM : どんどん老化が進んでよぼよぼの状態だが、あなたのことをしっかりと見つめている。
[メイン] 本田透 : 吹き飛ばされてはいないのですね?
[メイン] GM : 吹き飛ばされてはないけど動けもしなさそうだね
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの視線を感じ、そちらの方を振り向き。大丈夫だよと視線を送る。
[メイン] ナギサ : ゆっくりと、うなづく。
[メイン]
神山高志 :
「おわァアアア~~っ!!!」
吹き飛ばされながら叫んでいる
[メイン] 本田透 : スカートを押さつつ、吹き飛ばされないようにしながらゆっくりと本の方へ近づく。
[メイン] 本田透 : GMさん。本を閉じることはできますか?
[メイン] GM : 手を伸ばせば届きそうな距離に本はある。試みることは可能だ。
[メイン] 本田透 : それでは、挑戦してみますね。
[メイン] 本田透 : ゆっくりと、虹を発する本へ手を伸ばす。
[メイン] GM : 重力波の隙を突き、伸ばされた手はひとりでに開いていた本を閉じていく。
[メイン] GM : 閉じられた魔導書は、虹色の光を失い、重力の変化は収まる。
[メイン]
本田透 :
本を閉じ、重力が正常になるのを感じる。
それと共に、東屋の縁に捕まっていることを思い出し、落ちそうになる。
[メイン] 本田透 : 「わわわっ…」
[メイン]
神山高志 :
「本田さんよくやった!」
重力波の影響から抜けたので本田さんを支えようとする
[メイン] 本田透 : 神山くんの手を借りて、ゆっくりと地上に降りる。
[メイン] 本田透 : 「あ、ありがとうございました」
[メイン] 神山高志 : 「こちらこそありがとう、助かったよ」
[メイン] 神山高志 : 「とりあえずその魔導書は僕が持っておこう。また開かれたら困るし嫌な雰囲気があるからね」
[メイン]
本田透 :
「神山くんもあまり無茶しないでくださいね?」
そう言ってから本を手渡す。
[メイン]
神山高志 :
「大丈夫ですよ。これぐらいならよくあることですし」
本を開かないように厳重に持つ
[メイン]
神山高志 :
「よし、じゃあさっきの続きをやる前に…手持ちのナギサの本の方を見てみよう」
見ようとする
[メイン] GM : ナギサの物語は、吉田成実が原稿を執筆するのと合わせて文字が書かれていくが、それがふと止まる。
[メイン] 吉田成実 : 吉田成実があなたたちのことを見ている。
[メイン] 吉田成実 : そうしてあなたたちに問いかける。
[メイン] 本田透 : 吉田さんの視線に気がつき、そちらの方を振り向く。
[メイン] 吉田成実 : 「よかったら、教えてちょうだい。あなたたちはナギサと一緒にいて、どんなことを思ったの?」
[メイン] 吉田成実 : 「そして、ナギサと別れる時なんて言うの?」
[メイン] 本田透 : 私がナギサちゃんといて思ったこと。そして別れ…。
[メイン] 本田透 : 少し言葉に詰まってしまう。
[メイン] 神山高志 : 「ナギサと一緒にいた時どんなことを思っていたかですか…僕はあなたには腹が立っていますけど…ナギサと一緒にいた時間は楽しかったですね」
[メイン] 神山高志 : 「少なくとも僕の学校の不良たちとの日常の100倍以上は楽しかったです」
[メイン] 神山高志 : 「そしてお別れの言葉ですが…また会いましょうってところですね」
[メイン] 吉田成実 : 「また会いましょう…か」
[メイン] 吉田成実 : 「月並みだけど高志らしいわね」
[メイン] 神山高志 : 「……できればこんなところじゃなくてもう少しいい所でゆっくり遊びたかったんでね」
[メイン] 吉田成実 : 「その平坦に聞こえるような言葉も、熱い思いが込められているのでしょう」
[メイン] 吉田成実 : もう一人に目をやり
[メイン] 吉田成実 : 「あなたは?」
[メイン] 本田透 : 私、私は…。
[メイン] 本田透 : 「最初はびっくりしました。まさか赤ちゃんを拾うなんて思ってませんでしたから」
[メイン] 本田透 : ゆっくりと一言ずつ思いを述べる。
[メイン] 本田透 : 「でも、次第に驚きは消えて、一緒にいることの楽しさに変わっていきました」
[メイン] 本田透 : 「私は一人っ子だから、本当の妹ができたみたいで嬉しかったです」
[メイン] 本田透 : 「どんどん成長していくから、いつの間にか私より大人になってしまいましたけど、それでも大切な妹です」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの方を向き、ニコリと微笑む。
[メイン] ナギサ : ゆっくりと、微笑み返す。
[メイン] 本田透 : その微笑みを見て、別れの言葉は…。
[メイン] 本田透 : 言葉は…。
[メイン] 本田透 : 「……お別れしたくないです」
[メイン] 本田透 : ポロポロと涙をこぼして
[メイン] 本田透 : 「別れの言葉なんて、私には言えません」
[メイン] 本田透 : 「だって、大切な妹だから」
[メイン] 本田透 : グスッと鼻を鳴らし、素直な気持ちを吐露した。
[メイン] 神山高志 : 「……お別れするのは寂しいですもんね」
[メイン] 本田透 : 神山くんの言葉にコクリと頷く。
[メイン] 吉田成実 : 「うん、うん…なるほど…お別れの言葉は言わない、か…どうしても別れの言葉を言えないのも…なかなかありじゃない?」
[メイン] 吉田成実 : 「いいわ…!いいわね…!」
[メイン] 吉田成実 : 探索者が吉田成実の2つの問いかけに答えたのなら、彼女はそこから発想を得て、小説の最後の場面をものすごい速さで書き上げる。
[メイン] ナギサ : 一方、小説が完成に近づくにつれて、ナギサの命の炎は弱まっていく。
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの方へ駆けより、抱きしめる。
[メイン] GM : ナギサは、小説の登場人物にしか過ぎないのだから。
[メイン] ナギサ : 「これでも、お別れの言葉はありませんか」
[メイン] ナギサ : ナギサは、全てを悟った仙人のような顔で、見つめている。
[メイン] 本田透 : 「ナギサちゃんはお別れしたいんですか?」
[メイン] 本田透 : 「ナギサちゃんだって言ってましたよ。私は2人の妹だって」
[メイン] 神山高志 : 「ええ、僕と本田さんの妹です」
[メイン] ナギサ : 「ええ、ええ、そうです」
[メイン] ナギサ : 「あなたたちの、妹です」
[メイン] 本田透 : 「だったら…」
[メイン] 本田透 : お別れなんて言わないで…。
[メイン] 本田透 : 言葉に出す代わりに強く抱きしめる。
[メイン] ナギサ : 「でも、あたしがここにいれば必ずこの世の理に反することが起きます」
[メイン] ナギサ : 「それが大切な家族の日常を壊してしまうなら…あたしはそれを望みません」
[メイン] 神山高志 : 「無理…なんですね」
[メイン] 神山高志 : 「……そう言えば僕は貴方を抱きしめてませんでしたね…僕がナギサを抱きしめるのは大丈夫ですか?」
[メイン] 本田透 : 神山くんの言葉にうなずき、ナギサちゃんを抱きしめるのをやめる。
[メイン] 本田透 : 「ナギサちゃんは神山くんの妹でもありますから。抱きしめる抱きしめないは私が決めるものじゃないのです」
[メイン] 本田透 : 涙を拭ってから、神山くんに視線を送る。
[メイン] ナギサ : 「そうですね、あなたの妹でもありますから」
[メイン]
神山高志 :
「ありがとうございます本田さん。ありがとうナギサ、兄のわがままを聞いてくれて」
優しく抱きしめる
[メイン]
神山高志 :
手を握った時と同じように暖かい体温がそこにあった
今日の出来事のはずなのにもうずいぶん昔のようにも思える
[メイン] ナギサ : 兄の体温はしっかりとナギサにも伝わっていて。
[メイン] ナギサ : ナギサは嬉しそうにほほ笑んだ。
[メイン] ナギサ : そして、
[メイン] ナギサ : 「大丈夫です、お2人とも。あたしはすぐに戻ってきますから」
[メイン] 本田透 : 「えっ…?」
[メイン] 本田透 : 「本当、なんですか?」
[メイン]
神山高志 :
「……」
静かにナギサの言葉を聞く
[メイン] ナギサ : 「ええ、だから…少しだけお別れですけど」
[メイン] ナギサ : 「待っててください」
[メイン] 神山高志 : 「ええ……待っています。必ずまた会いましょうね」
[メイン] 本田透 : 「はい。私も、待っています」
[メイン] ナギサ : そう言い残すと、さいごにまた2人と手を繋いで。
[メイン] ナギサ : ナギサは無数の虹色のシャボン玉となって世界から消滅した。
[メイン] 本田透 : 私はそのシャボン玉を消えるまで見つめていました。
[メイン] 本田透 : …さようなら。ナギサちゃん。
[メイン] 本田透 : 私の大切な妹。
[メイン]
神山高志 :
「……」
何も言わず神山はシャボン玉を見つめていた。
その眼はかすかにうるんでいるように見える
[メイン] GM : 気が付くと魔導書もどこかに消えており、なぎさ公園の様子は元通りである。
[メイン] 吉田成実 : 吉田成実は小説を書き上げたことに歓喜の声を上げている。
[メイン] 吉田成実 : 周りの目を気にせずはしゃいでいる姿は、普通の若い女性にしか見えない。
[メイン] 吉田成実 : 「…あれ」
[メイン] 吉田成実 : 「あなたたちは、どなたですか?」
[メイン] 神山高志 : 「……さっき僕たちに話しかけていましたけど覚えてないんですか?」
[メイン] 吉田成実 : 吉田成実は探索者との会話を覚えていない。ナギサ が消えたことで、探索者はナギサの物語の登場人物から降ろされたからだ。
[メイン] 吉田成実 : 「話しかけていた…?何のことですか?」
[メイン] 本田透 : 私は本田透です。とだけあいさつする。
[メイン] 吉田成実 : 「透…さんですか」
[メイン] 本田透 : はい。とうなずく。
[メイン] 神山高志 : 「僕は神山高志です……吉波真珠って方はご存じですか?」
[メイン] 吉田成実 : 「…?なんで私のペンネームを…?まだ発表してないはずなのに…」
[メイン] 神山高志 : GM僕たちが持っていた本はまだありますか?
[メイン] 神山高志 : 魔導書じゃない方です
[メイン] GM : あるよ
[メイン] GM : しかし、その本は完全に真っ白となる。本文はおろか、表紙さえ真っ白なのだ。
[メイン] 神山高志 : 「本田さん、彼女に渡しますか? 著者は彼女だったみたいですし?」
[メイン] 本田透 : 「はい。返しましょう」
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんとの物語は私たちの心に刻まれていますから。
[メイン] 吉田成実 : 吉田成実は困惑した表情で真っ白の本を受け取ることだろう。
[メイン] 神山高志 : 「今度は落とさないでくださいね。世の中優しい人間ばかりじゃないんですから」
[メイン] 吉田成実 : 「え…ええ…」
[メイン] 本田透 : 神山くんの言葉に少し笑いながら。
[メイン] 本田透 : 「はい。もう二度と」
[メイン] 本田透 : それだけ付け加えて。
[メイン]
神山高志 :
「ふう……とりあえず僕たちにできることは終わったみたいですね本田さん」
公園から離れて行って
[メイン]
本田透 :
「そのようですね」
元通りになった公園を見て、神山くんに同意する。
[メイン] 神山高志 : 「……すみませんね。最後抱きしめるのは本田さんに譲るつもりだったんですが……次ナギサに会った時は譲りますから許してくださいね」
[メイン] 本田透 : 「あはは。私ばかり独占しちゃ神山くんに悪いですからね」
[メイン] 本田透 : それに、神山くんがああ言ってくれなかったら、私はナギサちゃんから離れることはなかった思いますから。
[メイン] 神山高志 : 「独占ですか…僕の方も抱っことか大変なことやっててもらって楽でしたから気にしなくていいですよ」
[メイン] 本田透 : 「それではお互い様ってことですね」
[メイン] 神山高志 : 「ですね、ナギサに会ったのが本田さんと一緒にいるときでよかったです」
[メイン] 本田透 : 「はい。私も神山くんと同じ意見です」
[メイン]
本田透 :
お兄さんの神山くん、妹のナギサちゃん、そして私。
この3人だから良かったんだと思います。
[メイン] 神山高志 : 「……それにしてもお腹すきましたね。遅いかもしれませんが当初のプランに戻ってご飯でも食べに行きます?」
[メイン] 本田透 : 神山くんの言葉に、そういえば、とお腹を押さえる。
[メイン] 本田透 : 意識したらお腹が減ってきました。
[メイン] 本田透 : 「はい。そうしましょう!」
[メイン] 神山高志 : 「決まりですね…じゃあ行きましょうか!」
[メイン] 本田透 : うなずき、一緒になって歩き出す。
[メイン] 本田透 : 2人並んで歩く、その間にはもう一人入る空間を作って。
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんが消える前に繋いでくれた手の温かさ。それはまだ私の掌に残っていました。
[メイン] 本田透 : またいつか、同じように手を繋いで歩こうね。
[メイン]
神山高志 :
本田と並んで歩く神山の目はいつのまにかいつものドライなものに戻っていた。
[メイン]
神山高志 :
しかし時折その眼はもう一人がいるはずの空間の方を向く
[メイン] 神山高志 : 彼はきっと忘れないのだろう今日会った妹のことを
[メイン] 神山高志 :
[メイン]
神山高志 :
前略オフクロ様
今日まともな友達と遊んでいたら妹が出来て妹とさよならしました
読んでて意味が分からないと思いますが書いている私も正直意味はよくわかってません。
しかし私は寂しくありません。なぜなら妹はすぐ戻ると言っていたからです。
私は妹が戻ってくるまで兄が通う高校として恥ずかしくないようにクロマティ高校の連中の更生計画を進めようと思います。彼らにも人の温もりを思い出させないといけません。
[メイン] 神山高志 : 終り
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 半年後
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 探索者は、書店で本を見かけることだろう。
[メイン] GM : タイトルは「ナギサとあなたの物語』というもので、探索者とナギサの交流と別れが書かれた小説である。
[メイン] GM : 最後には、作者の手によってあとがきが書かれている。
[メイン] GM :
[メイン] GM : 私に執筆する力を与えてくれた、小説の登場人物たちに感謝します。そして、皆さんがいつまでもナギサのことを忘れないでいてくれることを祈ります。
[メイン] GM :
[メイン] GM : やがて、この本はベストセラーとなり、多くの人々に感動を与えることになる。
[メイン] GM : 「ナギサとあなたの物語』を読んだ探索者は、ナギサとの記憶がはっきりと蘇り、まるでナギサが戻って来たような気持ちとなるだろう。
[メイン] GM : これがナギサの「戻って来る」という言葉の意味だったのだ。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 宴だァ~~~!!!
[メイン] 本田透 : 宴ですね!
[メイン] 神山高志 : 宴だァ~~~!!!
[メイン] GM : ちょっと長引いちゃったのは中盤時間配分が崩れたせいなので笑ってくれ(^^)
[メイン] 神山高志 : (^^)
[メイン] 本田透 : 私が際限なくRPしたのも原因だと思うからいいのです
[メイン] 本田透 : むしろ謝るべきは私の方ですね
[メイン]
神山高志 :
まあ僕ももうちょい恐れずに確定RPとかして早く進めるべきでしたね
すみません
[メイン] GM : お前なら…いい
[メイン] GM : 質問あるならどうぞ
[メイン] 本田透 : 爆発とはなんなのでしょうか
[メイン] 神山高志 : それはそう
[メイン]
GM :
探索者は急成長するナギサに戸惑いながらも、この本の作者を見つけ出さねばならない。
なぜなら、ナギサが老衰で死ぬと、その内部に秘められたヨグ=ソトースの力が解放され、世界が滅びてしま うからだ。
このシナリオの現実のプレイ時間が一定時間に達すると、 ナギサは老衰のために死にひんすることになる。
[メイン] 本田透 : こわいです
[メイン]
神山高志 :
ちょっと待て
そんなものが秘められていたのかよ…
[メイン] GM : ナギサが死ぬと太陽系全体が老化し始めて滅びます
[メイン] 本田透 : ナギサちゃんの独白で、親である吉田さんを探さないととは思いましたが、そこまで結構かかってしまいましたね
[メイン] 本田透 : こわいです
[メイン] 本田透 : 本当にこわいです
[メイン] 神山高志 : こわい
[メイン] 神山高志 : 吉田さんは何者なんですかね?
[メイン] GM : 吉田さんは売れない作家志望の女性なんですけどまかりまちがってアル・アジフを手に入れてしまったことによりその力が使われることになります
[メイン] 本田透 : なにがどうなってアルアジフみたいな貴重な本を手に入れるのか私には理解が及びません
[メイン] GM : ヨグソトースの力が解放されて物語の登場人物であるナギサに実体が宿ってしまったのがナギサです
[メイン]
GM :
>なにがどうなってアルアジフみたいな貴重な本を手に入れるのか私には理解が及びません
それはそう
[メイン] 神山高志 : なるほどなァ…物語として完成させることで表に出て来なくなったって感じか
[メイン] 本田透 : お別れ渋ってたら宇宙の危機でしたね
[メイン] 本田透 : 神山くんには助けられました
[メイン] 神山高志 : 大体僕がやっちゃってちょっと悪かったなとは思いましたけどRP方面は本田さんが担当しましたしまあいいでしょう
[メイン] GM : ちなみに一つだけナギサと別れないルートがあります
[メイン] 神山高志 : あるんだ…
[メイン] 本田透 : 気になりますね
[メイン] GM : 吉田成実にナギサが消えないような結末を書けってお願いするルートですね
[メイン] 本田透 : 私の別れたくないをもう少し推せば良かったですね
[メイン] 神山高志 : 物語の人物ですからそういう方法もありましたか
[メイン] GM : ヨグソトースの手によって世界改変が行われるため1d10/1d100のSANチェックと引き換えにナギサは消えません
[メイン]
神山高志 :
こわい
でもリスクとリターンは釣り合ってていい感じですね
[メイン] 本田透 : CCB<=33 (1D100<=33) > 95 > 失敗
[メイン] 本田透 : 1d100 (1D100) > 88
[メイン] 本田透 : 死んだ
[メイン] GM : 悲しいだろ
[メイン] 神山高志 : CCB<=62 (1D100<=62) > 48 > 成功
[メイン] 神山高志 : 1d10 (1D10) > 6
[メイン] 神山高志 : CCB<=75 (1D100<=75) > 66 > 成功
[メイン] 神山高志 : 1d10 (1D10) > 4
[メイン] 神山高志 : 僕も多弁症を発症しますね
[メイン] 本田透 : 多弁症ですね
[メイン] 本田透 : いつもの神山くんではないでしょうか
[メイン]
GM :
良かったなァ…!
[メイン]
神山高志 :
>いつもの神山くん
それはそう
[メイン] GM : 心根の優しいPCをお願いしたのは序盤でナギサを捨てられるとシナリオが終わるからですね
[メイン]
神山高志 :
それはそう
原作の僕とかだったら多分見なかったことにしてそのまま遊んでいると思う
[メイン] 本田透 : ノータイムで拾いに行きましたが、神山くんの反応を見ても良かったかもしれませんね
[メイン] 神山高志 : まあ流石に拾わなかったらその場でシナリオ終了でもおかしくないのでPCとして参加する場合は拾うと思いますが…
[メイン] GM : きちんと太陽系ごと滅ぼすので問題ないですね
[メイン] 神山高志 : こわい
[メイン] 神山高志 : DBキャラならそれでも生き残れそうですけど赤ん坊見捨てそうなDBキャラは多分PCに選ばれませんね
[メイン] 本田透 : 私からは特には質問はありません
[メイン] 神山高志 : 僕からも特にもう質問はないですかね
[メイン] GM : わかった
[メイン]
GM :
ログは起きたら出す
お疲れシャン!
[メイン]
神山高志 :
お疲れシャンです
GMと本田さんのおかげで楽しい卓でした
またね~~~!!!
[メイン]
本田透 :
神山くんもGMもお疲れ様です
楽しかったです、また遊びましょうね
またね~!!!
[メイン] GM : またね~~~!!!